Grand Teton National Park (Wyoming)

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San Franciscoから車で2日で行かれる。テント持参がお薦めだが,素敵なロッジもたくさんあるらしい。Signal Mountain(サイト数86)にテントを張るが、ロッジとそれに付随するレストラン、土産物屋、マーケット、ガソリンスタンド等施設が整っており快適。テン場の移動もできる。初めにとったサイトはあまりにも日当たりがよすぎたため3日目の朝、空いている所を探して移動。だが、テン場自体、だらだらまつりをするにはひなたは暑すぎる。このテントサイトにはシャワー設備はないので、Colter Bay Villageまで車で片道20分ほどかけて行くが苦にならなかった。

Colter Bay Villageは、大きめのスーパーマーケット(デリカのサラダがおいしい)、土産物屋、ガソリンスタンドは2軒、ランドリーとシャワーなどが何でも揃っていてGrand Tetonでの文明の中心。1番人気のテントサイトはJenny Lakeだが、サイト数が49と少ないためここのサイトを確保するのは至難の業のようである。テン場を眺めに行ったが、それぞれのサイトが広々としており木々も多く木陰もあり人気があるのもなっとく。Colter Bay(サイト数310)のテン場も眺めてみたかったが、入るときにチェックするシステムらしく入るのをやめた。

それぞれのテン場にはAmphitheaterがあり、毎夜レンジャーによるプログラムがある。Pika & Its Communityというプログラムを見つけ、これは見逃せない!と、Colter Bayまでわくわくとお出かけするが、観客は子供よりも大人が多く、Pikaのほかのニックネームは?との質問に、はいはいって手を上げて答えていたのは、9割がおじさん。レンジャーのおねえさんは、カンザスの大学で生物学の修士を取り、2年前からこの公園にいるのだそう。子供達にとってレンジャーはあこがれの職業で、プログラムの後にレンジャーのサインをもらうのを楽しみにしている。私にもあこがれの職業なので一緒に写真を撮らせてもらう。

"Please, please don't feed the squirrel!"という彼女の言葉に敬意を払い、リスにエサをあげるのをやめたが、ここのリスもかなり餌付けされており、食事時になるとおねだりに。ポテトチップも手からとって食べ。試しにソーセージを投げてみたら、食べました。肉食リスの出来上がり。ポテトチップと間違えて、私の指も食べようとしたくらいだから(?)

ちなみにサイト料は1泊10ドルで、予約不可。早い者勝ち。First come, first served basis.

a. Jenny Lake

ここでは、やはりScenic Cruiseに乗らなければ!湖を一周するトレイルは、馬と共用のため、Droppingが至る所にあり。

b. Cascade Canyon Trail(約6時間)

ボートをおりた所から始まり、Hidden Fall, Inspiration Pointを過ぎた辺りから人が減り、楽しい山歩き。氷河で削られた谷底を歩くトレイルで、高低差はほとんどないので気楽なものだが、暑い!日射病に注意。人が少なく、会った人々がみんな挨拶しあっており、日本の山岳地帯のようですね。途中であった白人の家族連れは、私達のCal Capを見て、Are you from Berkeley?と話し掛けてきた。お友達がUCBのLawrence Laboratoryに勤めているのだそうで。(DriggsのBest WesternでもUCBのPhysicsの先生に話し掛けられた。UCB関係者のなんと多いことか)お話によると2週間前はこのトレイルは残雪で埋まっており歩けなかったとのこと。

途中の岩場地帯で、Pikaに遭遇!"パイカ!"という、うわずった声に目をやると、まあるくって灰色のものが、すばやく岩の隙間に逃げ込んでしまった。PikaがいるということはライバルのMarmotもいるはずだが、会えず。

このトレイルでは、水辺でむしゃむしゃと木の葉を食べるムースや、トレイルを歩いてくるムースにも会える。前から馬が来たのかと思ったらメスのムースで、思わず彼女に道をゆずってしまった。

一般にトレイルを歩くときなどの昼食としてOscar Mayerの"Lunchables"を持ち歩くと、とても便利。公園内のマーケットでも数種類売られており、クラッカーとハムとチーズのスライスがセットになったものでちょっと塩辛いけれどおいしくて手軽。2人で1パックで十分!ジェロのデザートやカプリソーネもどきのジュース付きのパックもある。99年現在では、ピカチュウの絵柄のパッケージもあるらしい。

このトレイルでは往復切符を買い、帰りもボートに乗ることをお薦めする。湖畔の道は暑くてく、疲労と暑さのため、熱射病になりかける。

c. Oxbow Bend

早朝、人のいないときに行き(朝の6時ぐらい)寒さを我慢し動物のあらわれるのを待つ。立派な角のオスのムース、何ともいえない表情をしたかわうそ君と対面。静けさを破って、ムースがざぶざぶと河を渡っていくさまは、感動する景色。Mammalsに会えなくてもWhite Pelicanがゆったりと川面に浮かんでいるのを見ているだけでも来る価値あり。


(Flowers) Indian Paint Blush, Lupine

(Birds) White Pelican (見事な渡り。上昇気流に乗ってらせん状に高く高く上がっていくさまは、テレビで見たヒマラヤを越えるアネハヅルを思わせる。)

(Mammals) Pika, Moose (Female),Chipmunk [Cascade Canyon Trail], Moose (Male), River Otter [Oxbow Bend], Uinta Ground Squirrel [Tent Site]


(July 9-15) 日中のテントサイトはさえぎるものがなく、暑くていられない。Jackson Lakeのほとりの木陰が涼しいことを発見して、そこに逃げ込む。花も盛りだったようで、赤、青、黄色の美しい花々が咲き乱れ、パラダイス。滞在中にどんどん山の雪が減っていくのが目に見えてわかった。

(Meals) 1度だけ、Colter Bay VillageのChuck Wagon Restaurantで外食。おおざっぱな味付けという印象。雰囲気は楽しいが、Mt.Rainier NP のパラダイスインの方がおいしい。レギュラーガソリン用のPeak-1で自炊していたが、入れたガソリンが怪しげなスタンドのもので品質が良くなかったらしく、絶不調。多少高くても高品質のものをと痛感。

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