Death Valley National Park (California)

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LAへ行った帰りにちょっと寄り道。この公園には入場料を取るゲートというものがない。そんな所に人をおいたら死んでしまうのかも?公園の地図が欲しい人は,ビジターセンターで自己申請して料金を支払い、地図をもらう。(ゴールデンイーグルパスをみせるだけでもOK)。「地球の歩き方」によるとNational Monumentになっているが、現地の看板やOfficial MapではNational Parkになっているので、ここでもNational Parkの中に入れておくことにする。11箇所目のNational Park。

この公園の魅力は、海面下の世界に身を置かれること。バレーはとてつもなく広く、走っても走ってもなかなか次のポイントに着かない。Nevada、California側ともに公園外に平行した砂漠の盆地がある。特にNevada側のAmargosa Desertは車で横断するのに8分かかるほど広大で平坦で美しいが、やはりDeath ValleyにはNational Parkに選ばれるだけの風格がある。また、California側のOwens Lakeは広大な塩湖でみごたえがある。このOwens Lake側のLone PineやIndependenceやManzanarから見るSierra Nevada山脈は砂漠を押しとどめる障壁の役をしており、すでに雪で覆われていた。Yosemiteをつっきってバークリーに帰りたかったのだが、冬期閉鎖のためヨセミテには入れず、High Sierra越えできる道を求めてTahoe湖のすぐ南まで北上しなければならなかった。

Sand Dunesは思ったよりも地面が固く、木が根を張り、流砂というには程遠い感じ。遠くからあれが砂丘だ!と眺める方のが、ありがたい。砂漠はDeath Valleyのごく一角だけ。一角と言っても、実際に歩くと結構広い。他の部分はいわゆる沙漠で、不毛の大地となっている。おねだりcoyoteが道路わきまで来て、こはんちょうだいと、じーっと見つめていたが、心を鬼にして"We didn't feed wildlife。"車に轢かれずに生き延びることを願うのみである。

Badwatersは案内板のあるポイントよりも少し南の道路沿いの方が白い塩が近くに広がり眺めがよい。案内板の設置してあるポイントでは崖に「sea level」の標識がかかっており、どのくらい海底(?)にいるのかがわかっておもしろい。

Devils Golf Courseはごつごつした白と黒の起伏が広がる土地という印象で、このバレーの中には、いろいろな表情をした土地がそこここにあるのだなという感じを受ける。

Artist Paletteも色とりどりの丘が1ヶ所にかたまってあり、観光ポイントをよく見つけたものだと感心。ここへの道はArtist Driveという一方通行の脇道に入るのだが、この道が細くくねくねとしかも起伏がかなりあり、でっかいキャンピングカーなど高さのある車ではいると横から飛び出ている壁にぶつかりそう。

公園内の道路はよく整備されているが、道幅が狭く、特にStovepipe Wells VillageからLone Pineへ抜ける190号線はカーブが多く、ガードレールもない絶壁の縁を通るので、絶対に暗くなってからは通りたくない。崖下に朽ち果てたジープの残骸を見てしまうと余計にこわい。Beattyへの道は起伏はあるが、カーブが少ないので安全。モーテルも数軒ある立派(?)な町で、私達の泊まったBurro Innという所はカジノとレストランのあるモーテルで食事も合格点。リブステーキは10ドル程度で2人前はあります。夜暗くなってから車でAmargosa Desertに星を眺めに出かけたが、どこまで走っても平坦なため砂漠の入り口にある遠くの採石場の明かりが見え続けるのが印象的だった。採石場の明かりが目の端に入っても、全天を横切る銀河をくっきりと見ることができた。また、かの有名な「エリア51」はBeattyの先の砂漠にある。

蛇足だが、Death ValleyからLone PineをとおりSierra Nevadaの裏側を通る道筋にあのマンザナール日本人収容所跡がある。入り口の小さな建物は残っているが、収容所の建物自体は残っていない。ゲートを入り1マイルほど行くと、慰霊碑があるそうだが。私達は中までは入らずに入り口の所で手を合わせて帰ってくる。山は美しいかもしれないが、ほんとうに厳しい自然の中にあった。ここで暮らした経験を持つ方と知り合いになったが、「一晩で砂ぼこりがこんなにつもるのよ」と親指と人差し指で示しながら話を聞かせてくれた。アメリカに滞在し一番印象に残ったのは、こうした歴史を知る日本人の人達だった。Lone Pineを過ぎてから少ししたところに、右手に看板が出ていて、左手に収容所跡が広がっている。


(Flowers; Trees) 花はなし。Joshua tree

(Birds) 車にぶつかったとりさん (;_;)

(Mammals) おねだりCoyote


(November 8-9)どんなに暑いことかと覚悟していったのだが、涼しいくらいだった。朝夕は寒い。Art Festivalのようなものをやっていて、キャンピングカーの群れがすごかった。デスバレーはこれからがシーズン。今までにアメリカで見たキャンピングカーの合計台数と同じだけを見てしまうぐらいすごかった。

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